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ホンシャクナゲ [ツツジの仲間]

今日も過去写真から
 度々のことだが,今回もブログ開始以前の写真を用いた。自生地が近ければ取り直したいが,有名な自生地は遠く簡単に訪れることはできない。キバナサバノオを堪能した後日,比良山系の尾根筋でようやく見ることができた。
 秩父地方にも分布するアズマシャクナゲに似ているが,花冠の裂け方で両種を区別する。5裂する花冠のアズマシャクナゲに対して,本種は7裂の花冠をつけることが大きな違いである。
honshakunage.jpghonshakunage2.jpg
ホンシャクナゲ(ツツジ科)Rhododendron japono-
heptamaerum 
var. hondoense 本石楠花

 本州(新潟県西部以西),四国(四国山地)に分布,深山の尾根筋や岩場に生える常緑低木。高さ1.5-7m。幹は太いものでは直径10-15㎝になる。葉は互生,枝先に密に集まってつく。葉は長さ8-18㎝,幅1.5-5㎝の長楕円形または倒卵状長楕円形で先は尖る。革質で厚く,表面は光沢があり無毛。裏面には褐色の軟毛が薄く一面に生える。葉柄は長さ1-2.5㎝。花期は4-6月。枝先に紅紫色~淡紅紫色,まれに白色の花を横向きに多数つける。花冠は直径約5㎝の漏斗形,7裂まれに8裂する。雄しべは普通14個,まれに16個。花糸の下部子房にま毛が密生する。花柄は長さ2-3㎝。(2016.4.25)

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