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ミチノクコザクラ [サクラソウの仲間]

津軽地方の固有種
 本変種は雪渓が消えるところから咲きはじめる。自生する山には山頂部まで道路が延びているので,比較的容易に見ることができる。今年は積雪が少なかったのか,山頂に近い湿地は見頃を過ぎていた。雪渓が見える所まで登山道を下り,旬の花にあり着けた。
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ミチノクコザクラ(サクラソウ科)Primula cuneifolia var. heterodonta 陸奥小桜
 青森県(岩木山)や秋田県(県北部)の亜高山に分布,多雪地の湿地に生える多年草。基本種のエゾコザクラ var. cuneifolia ,近縁種のハクサンコザクラ var. hakusanensis に比べ,全体に大きい。葉は短い根茎に束生し,長さ5-15㎝,幅1.5-3㎝。束生する葉の中央から茎を伸ばし,3-12個の花をつける。花期は6-7月。紅紫色の花冠は高杯形で径約2㎝。筒部は花冠裂片に比べて短い。まれに白花の個体がありシロバナミチノクコザクラ var. heterodonta f. nivea という。 (2020.6.22)

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