SSブログ

タシロラン [ランの仲間]

分布域拡大
 神奈川県や東京都での自生は承知していたが,いずれは埼玉でも見られるだろうと思っていた。意外に早くその時がやってきた。
tashiroran.jpgtashiroran2.jpgtashiroran3.jpgtashiroran4.jpg
タシロラン(ラン科)Epipogium roseum 田代蘭
 本州(群馬県以南)・四国・九州・沖縄・伊豆諸島に分布,主に熱帯雨林の林床に生えるが,暖温帯常緑広葉樹林まで進出している。開花時の高さ20-50㎝。花序あたり花を5-30個つける。花は長さ8-10㎜。種子の重さは軽く1千万分の1gといわれている。担子菌門の木材腐朽菌であるイタチタケになどに栄養をすべて依存する菌従属栄養植物。1906年長崎県で田代善太郎氏が採集したのが最初で,和名は発見者に因む。極めて珍しい植物だったが,近年急速に分布を拡大し,関東地方では各地で見つかっている。 (2020.7.12)

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。