エゾアジサイ

梅雨明け間近？
　天気予報に期待して出かけると雨が降り出す。7月はそんな日が多かった。さらに追い討ちをかけるようにコロナ禍が秩父盆地にも押し寄せてきた。自分の身は自分で守るしかない。しばらくは，未掲載の写真を取り上げたり，人の居ない場所での花巡りしかないだろう。8月は6年前の写真でスタートしたい。

エゾアジサイ（アジサイ科）Hydrangea serrate var. yesoensis 蝦夷紫陽花
　北海道･本州（日本海側）･九州に分布，山地のやや湿った所に生える落葉低木。葉は対生，葉は長さ10-17㎝，幅6-10㎝の広楕円形～卵状広楕円形。先は鋭く尖り，基部は広いくさび形～切形。縁にはやや大きな鋸歯がある。表面は無毛。裏面は脈上に短い刺状の毛が散生するものや伏毛が生えるものがある。葉柄の長さ2-5㎝。花期は6-8月。枝先に直径10-17㎝の散房花序をつける。装飾花は青色～淡青色で，直径2.5-4㎝。萼片は広卵形～菱形状円形でやや重なり，縁には歯牙状の鋸歯が少しある。類似種ヤマアジサイに比べてより大型である。　(2014.8.1)