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ハリブキ

分布域による形態的違い
 写真上下ともに東北地方で撮影したが,関東甲信地方に分布するハリブキと少し様子が異なる。具体的には裂片の形や葉脈上の刺が少ないことである。図鑑では同一種として扱っているものが多いが,東北地方のものをヒロハハリブキとして分類する考え方もある。写真下は雄株。
haribuki.jpgharibuki2.jpg
ハリブキ(ウコギ科)Oplopanax japonicus var. brevilobus 針蕗
 北海道・本州(中部地方以北,紀伊半島)・四国に分布,亜高山帯のやや湿った所に生える落葉低木。ほとんど分枝せず,高さ1m以上にはならない。葉は互生。茎の先端に大きな葉を2-4個つける。葉は直径20-40㎝のほぼ円形,基部は深い心形,掌状に7-9裂。裂片はさらに不規則に切れ込み,先は鋭く尖る。縁には不揃いな鋸歯があり,鋸歯の先端は針状に尖る。普通両面の脈上にはまばらに鋭い刺がある。葉柄は長さ15-40㎝で,疎らに刺がある。花期は6-7月。雌雄異株。枝先に円錐花序を出し,直径約4㎜の花を多数つける。 (上:2014.8.2 下:2020.6.23)

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