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イワブクロ

ピーカンの秋田駒ヶ岳2
 目的の2つめはイワブクロ。エゾツツジ同様,大雪山以来である。火山特有の無機質な砂礫地に群生している。「大焼砂」という場所ではザレ場に足を取られて歩きづらい。強風を遮るものもないが,この日は無風。登山道両側には見頃を迎えたコマクサや花期後のタカネスミレ(写真下)の大群落が広がっていた。
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イワブクロ(オオバコ科)Pennellianthus frutescens 岩袋 別名 タルマイソウ
 北海道・本州北部に分布,高山の砂礫地に生える多年草。根茎は地中をはって株をつくり,鱗片葉がある。地上茎は高さ5ー20㎝,2列に並ぶ毛が生える。葉は対生し,肉質で卵状長楕円形,長さ4ー7㎝,幅1.5ー3.5㎝,先の鋭い鋸歯があり,縁には毛がはえる。花期は7ー8月,茎の先に5ー15個の花をやや蜜につける。花柄は太く,柔らかい長毛がはえ,長さ2ー10㎜。萼は鐘形で腺毛と長毛がはえる。花冠は淡紅紫色,筒形で外面には長毛がはえ,長さ2ー2.5㎝。別名は北海道・樽前山に多いことによる。クロンキストやエングラー分類体系ではゴマノハグサ科に分類されている。(2019.7.10)

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