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エゾツツジ [ツツジの仲間]

ピーカンの秋田駒ヶ岳1
 早池峰山の翌日は,国の天然記念物指定の秋田駒ヶ岳植物帯を訪れた。早池峰山よりもさらに標高が低く正確な意味では高山帯を持たないが,頂上部が活火山の影響を受けることから偽高山帯が形成されている。登山基地の8合目(1305m)からお花畑の核心部までは約1時間で行くことができる。
 秋田駒ヶ岳を訪れた目的は,分布の中心が北海道にある植物2種。その1つがエゾツツジ,34年前に大雪山・黒岳で見たことがある。秋田駒ヶ岳周辺が分布の南限で,頂上部では随所に生育している。
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エゾツツジ(ツツジ科)Therorhodion camtschaticum 蝦夷躑躅 別名 カラフトツツジ
 北海道・本州(岩手山・秋田駒ヶ岳・早池峰山)に分布,高山の風衝草原や岩場,雪田周辺の林縁などに生える落葉低木。高さ10ー30㎝,若い枝には褐色の開出毛が多い。葉は互生,枝先に集まってつく。葉身は広倒卵形で長さ約3㎝,縁には粗い毛がある。花期は7ー8月,枝先に紅紫色の花を1ー3個つける。花冠は径3ー4㎝,広鐘形で5裂する。雄しべは10個,下の5個は長い。花糸の基部と子房には毛が多い。萼片には開出毛が多い。花軸と花柄には腺毛がある。(2019.7.10)

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