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ヒナザクラ [サクラソウの仲間]

ピーカンの秋田駒ヶ岳3
 訪れた日は平日にもかかわらず,団体の登山者も多かった。阿弥陀池周辺の木道では人が行き交い,落ち着いて写真も撮れない。しばらく歩くと眼下に雪渓が広がる所があり,ここで一息つくことができた。雪渓の周辺にはチングルマやヒナザクラの群生が残っていた。花期が過ぎているので期待していなかったが,絶景を独り占めすることができた。写真上では左遠方に岩手県最高峰・岩手山(2038m)を望むことができた。
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ヒナザクラ(サクラソウ科)Primula nipponica 雛桜
 吾妻山・朝日連峰から八甲田山まで,早池峰山・岩木山を除く東北地方の山に広く分布,雪の多い亜高山帯の湿原に生える多年草。短い根茎上に5-10個の葉を束生し,全体無毛。葉は肉質で倒卵形,長さ2-4㎝,幅1-1.5㎝,先は鈍く上部に5-9個の大型の歯牙があり,基部は柄状に狭くなる。花期は6-7月,高さ7-15㎝の花茎を伸ばし,2-8個の花を散状につける。苞は線形。萼は狭い杯形で半ば以上に深く5裂し,裂片は線状披心形で長さ4㎜,先は鈍い。萼,小花柄とも腺点状の毛が疎らに生える。白色の花冠は径1㎝で,喉口部は黄色。花冠の筒部は長さ4㎜。蒴果は広卵形で径3㎜,萼よりやや長い。(2019.7.10)

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