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コマクサ

ピーカンの秋田駒ヶ岳5
 大焼砂のコマクサ群落は有名で登山道の両脇には柵があり,保護のため立ち入りが禁止されている。何度も見ている花なので撮らずに通過していたが,登山道上に健気に咲いていたので立ち止まった。長く根を伸ばして厳しい環境に適応しているのだろう。
 写真下はイワブクロやコマクサを撮影したところからの西方風景で,右のピークは男岳(1623m),その左は女岳(1512m),田沢湖と続く。女岳は1970年9月に噴火,翌年6月終息したことで知られている。2011年東日本大震災以降,山頂周辺では地震活動が活発化しているという。写真下の手前には花後のタカネスミレの群落が広がっている。その奥は馬場の小路(通称・ムーミン谷)で,登山道の木道が筋状に見える。この緑一色の草地にはお花畑が広がっている。
komakusa.jpgakitakoma_medake.jpg
コマクサ(ケシ科)Dicentra peregrina 駒草
 北海道・本州中北部に分布,高山の砂礫地に点々と生える小型で無毛の多年草。根茎は短く,数個の葉を混生する。葉には柄があり3出状に多数に細かく分裂し,長さ幅ともに3ー5㎝。終裂片は線状長楕円形,鈍頭で,長さ2-6㎜,幅約1㎜,粉白を帯び,草質で全縁。花期は7ー8月,高さ5ー10㎝の花茎の上端に短い総状花序をつけ,2-7花を開く。花は長さ約2㎝,幅1㎝内外。(2019.7.10)

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