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ヒナスミレ [スミレの仲間]

スミレの春は短し_その5(風変わりなヒナスミレ)
 葉の基部(心形),葉縁(鋭い鋸歯),葉の先端(尖る)など,葉の形態はヒナスミレである。葉の裏は脈が紫を帯びただけで緑色であるが,裏面が淡緑色のヒナスミレもある。半日陰の林縁はヒナスミレの好む環境である。違うのは変形した花と花色,数個体を確認した。花が葉化したものと思われる。先祖返りとして扱うこともあるようだ。
 調べるとタチツボスミレにも同様なものがあることが分かった。「BG Plants 和名ー学名インデックス」(YList)で検索するとViola grypoceras A.Gray f. viridiflora Makino ex F.Maek 和名タチツボスミレ,別名ミドリタチツボスミレと示され,viridiflora=緑色の花と理解した。残念ながらヒナスミレには同じような記述はなかった。ミドリヒナスミレ(仮称)として扱っている方もいらっしゃる。植物分類学者による研究の成果に期待したい。
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ヒナスミレ(スミレ科)Viola tokubuchiana var. takedana 雛菫
 種の詳細については2017-04-18を参照していただきたい。(2023.4.6)


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