SSブログ

オオヤマカタバミ

開い開花条件はシビアか?
 以前にスギ植林下で数回見たことがあるが,個体数は疎らで花を着けていなかった。2022年春,別の目的で歩いた山でこの自生地に出会った。ここはイタヤカエデなどの落葉樹広葉樹林下で,個体数は百の位をはるかに超えて数千の位と感じた。平開に近い花を撮影するために4回訪れたが蕊が見えた花は2個体のみ,ほとんどが写真C・Dの状態だった。コミヤマカタバミミヤマカタバミよりもシビアな開花条件と思われる。ここでは咲き残りのアズマイチゲや咲き始めのニリンソウの花は平開していた。
※ 写真は上から順にA~E
ooyamakatabami.jpgooyamakatabami2.jpgooyamakatabami3.jpgooyamakatabami5.jpgooyamakatabami6.jpg
オオヤマカタバミ(カタバミ科)Oxalis obtriangulata 大山酢漿草 別名 オオミヤマカタバミ
 本州(中部)・四国・九州に分布,低山帯から亜高山帯の林内に稀に生える多年草。太い根茎があり,先に1-2個の葉と1-2本の花茎を着ける。葉柄は4-25㎝で毛はないかまたは疎らに細毛がある。小葉は倒3角形,幅2-6㎝,上縁は切形,角はやや尖り,両面は毛がないか時に散毛があり,縁には褐色の細毛が目立つ。
花期は3-4月。花茎は葉が開くよりも早く伸び,高さ2.5-25㎝だが,生長した葉柄よりは短い。苞は花のすぐ下に着く。花は白色で,紅紫色の脈があり,径2.5-3.5㎝。果実は蒴果で円柱形,長さ2-3.5㎝,毛はないかまたは疎らに短毛があり,各室に4-5個の種子ができる。(A:2023.3.29 B:2023.4.3 C~E:2023.4.2)


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。