ヒゴスミレ [スミレの仲間]
複葉性のスミレ
葉が切れ込む日本のスミレには、エイザンスミレ、ヒゴスミレ、ナンザンスミレの3種がある。エイザンスミレは秩父地方でもふつうに見られるが、他の2種は容易に見られない。特に、ナンザンスミレは日本では対馬だけに分布するので不可能に近い。
葉が切れ込む日本のスミレには、エイザンスミレ、ヒゴスミレ、ナンザンスミレの3種がある。エイザンスミレは秩父地方でもふつうに見られるが、他の2種は容易に見られない。特に、ナンザンスミレは日本では対馬だけに分布するので不可能に近い。
ヒゴスミレ(スミレ科)Viola chaerophylloides var. sieboldiana 肥後菫
本州(秋田県以南)~九州に分布、中国や朝鮮半島、対馬に自生するナンザンスミレの変種(品種とする考え方もある)として位置づけられている。日本では秋田県男鹿半島が北限、東北地方では点在する程度で少なく、本州中部の内陸部を中心に九州の鹿児島県まで知られている。葉が裂けるエイザンスミレに比べ、西日本に多いという。半日陰を好むエイザンスミレに対して、日当たりのよい草原や乾き気味の落葉広葉樹林にはえる。葉の切れ込みもエイザンスミレに似ているが、さらに葉が細かく裂けて、完全に5裂する。よい香りがするスミレで、微風に芳香を感じながらの楽しい撮影となった。 (2018.4.5)
【参考文献等】
いがりまさし写真・解説 「山渓ハンディ図鑑6 日本のスミレ」(1996)山と渓谷社
米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList),http://ylist.info
本州(秋田県以南)~九州に分布、中国や朝鮮半島、対馬に自生するナンザンスミレの変種(品種とする考え方もある)として位置づけられている。日本では秋田県男鹿半島が北限、東北地方では点在する程度で少なく、本州中部の内陸部を中心に九州の鹿児島県まで知られている。葉が裂けるエイザンスミレに比べ、西日本に多いという。半日陰を好むエイザンスミレに対して、日当たりのよい草原や乾き気味の落葉広葉樹林にはえる。葉の切れ込みもエイザンスミレに似ているが、さらに葉が細かく裂けて、完全に5裂する。よい香りがするスミレで、微風に芳香を感じながらの楽しい撮影となった。 (2018.4.5)
【参考文献等】
いがりまさし写真・解説 「山渓ハンディ図鑑6 日本のスミレ」(1996)山と渓谷社
米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList),http://ylist.info
2018-04-08 11:40
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コメント(2)
素晴らしい株ですね。
羨ましい限りです。
今季は再任用で職場が変わり、気持ちに全く余裕があり
ません。近場のスミレ巡りも全て棒に振ってしまい、憂
鬱な日々を送ってます。
by 松田 (2018-04-09 22:13)
ご無沙汰しております。長きに渡りお疲れ様でした。定年退職おめでとうございます。再任用とのこと、お察し申し上げます。
ソメイヨシノの開花から満開までが2~3日という異常な天候です。気持ちに余裕があっても棒に振ることが多いと思います。
by hanameguri (2018-04-09 22:26)