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ツノハシバミ

樹木の花
 桜の花が咲くころは他の樹木も花をつける時だ。桜のような華やかさはないが、地味な花には興味深いものがある。昨年、木々が芽吹く前に面白い花を見つけて撮影した。今年は季節の進み方が早く、すでに葉を広げた状態になっている。
tsunohashibami.jpg
ツノハシバミ(カバノキ科)Corylus sieboldiana var. sieboldiana 角榛
 北海道~九州に分布、四国、九州には少なく、伊豆半島にはないといわれている。向陽の山地の林縁にはえる落葉低木。花は3-5月、新葉に先立って開花する。雌雄同株、雌雄異花。雄花序(写真左)は下垂して1-4個、長さ3-13㎝。雌花序は赤い柱頭だけが芽鱗(葉や花になる芽を保護する鱗状小片)の外に現れる。雌花序は雄花序よりも先につく。同属のハシバミCorylus heterophylla var. thunbergii の雄花序は先につくことで区別する。
 果期は9-10月、食用になる。ハシバミ類を表す英名はヘーゼルhazel 、よく知られたヘーゼルナッツはセイヨウハシバミCorylus avellana の実である。
 (2017.4.6)

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