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オオバヤシャブシ

目立たないハンノキ属の花_その2
 前回のヤシャブシに近い場所で撮影した。雌花序は雄花序の先に着き,個数は直立で1個など,ヤシャブシとの相違点がある。葉の表面には光沢がある(ヤシャブシには光沢がない)。海岸部が本来の分布域,工事などで持ち込まれた可能性がある。
※ 写真は上から順にA~E
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オオバヤシャブシ(カバノキ科)Alnus sieboldiana 大葉夜叉五倍子
 本州(福島県南部~和歌山県の太平洋側)・伊豆諸島に分布,海岸近くの山地から丘陵に生える。痩せ地でもよく育ち,崩壊地などに侵入する落葉小高木。高さ5-10m,直径6-10㎝になる。
 葉は互生,葉身の長さ6-12㎝,幅3-6㎝の長卵形。先端は鋭く尖り,縁は鋭い重鋸歯となる。基部は円く,左右は不揃いとなる。側脈は12-16対。裏面は淡緑色で腺点がある。葉柄は長さ1-2㎝。
 花期は3-4月。花は雌雄同株,雌雄異花。雄花序は無柄で長さ4-5㎝,弓状に曲がり,前年の葉腋から垂れ下がる。異花序は長さ1-2㎝の柄があり,雄花序より上に着く。
 果実は堅果,果穂は長さ2-2.5㎝の広楕円形。(AB:2023.3.27 C~E:2023.4.12)


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