SSブログ

カスミザクラ

一見ヤマザクラ
 各部が無毛のヤマザクラに対して花柄や葉柄などに毛があるものが多い。遠目にはヤマザクラより赤みが薄く緑色を帯びる感じがする。小渓流を挟んだ向かい側に生えていたので遮るものもなく写せた。ケヤマザクラという別名がある。

kasumizakura.jpgkasumizakura2.jpgkasumizakura3.jpgkasumizakura4.jpg
カスミザクラ(バラ科)Cerasus leveilleana 霞桜 別名 ケヤマザクラ
 北海道・本州・四国に分布,冷温帯の山地に生える落葉高木。高さ15-20m,直径30-50㎝になる。本州中部での分布域の標高下部ではヤマザクラの分布と重なる。樹皮は灰褐色で横に長い皮目が目立つ。
 葉は互生,葉身は長さ8-12㎝,幅4-6㎝の倒卵形~倒卵状楕円形,先端は尾状に長く尖り,基部は円形~楔形。葉縁には単鋸歯と重鋸歯が混ざり,鋸歯の先端は鋭く尖る。葉の毛の生え方は変異が多い。葉柄は長さ1.5-2㎝,わずかに赤みを帯び,普通開出毛があるがないこともある。蜜腺は葉柄の上部に着く。
 花期は4-5月,葉の展開と同時に開花する。ヤマザクラより花期は遅い。わずかに紅色を帯びた白色の花が散形状~散房状に2-3個着く。花序の柄と花柄には普通開出毛がある。萼筒は長さ5-6㎜の鐘状筒形で,無毛または疎らに毛がある。(2023.4.11)


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。