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フジシダ [シダの仲間]

美しいシダの復活
 単羽状で長さ30㎝に達する細長いシダ,群生することもあるが,自生地は少ない。オオフジシダシシランと同じ渓谷にあるが,昨年は大雨による土石流を被りあまり良い状態ではなかった。
 ※写真は上からA~D
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フジシダ(コバノイシカグマ科)Monachosorum maximowiczii 富士羊歯
 本州(関東地方以西)・四国(香川県を除く)・九州(本土北~中部まで)に分布,山地林下の地上や岩上にしばしば群生する常緑シダ。根茎は短く斜上し,細毛がある。葉質は深緑色の薄い革質で,単羽状複生し,通常先端が蔓状に伸びて,茎・葉・根が揃った不定芽をつける(写真D)。不定芽は地面に接すると成長し始め,やがて独立した個体になる。胞子嚢群は小さい円形で,裂片の先端に1個ずつつく(写真C)。
 和名は愛知県犬山市の尾張富士で発見されたことに因る。(2020.9.9)

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