イワガネソウ [シダの仲間]
明瞭な違いは葉脈に
よく似たイワガネゼンマイも同じような環境に生えることから,慣れないと見分けがつかない。久しぶりによく伸びた大形の個体に惹かれ,葉脈を注視して撮影した。
※ 写真は上から順に上,中,下
よく似たイワガネゼンマイも同じような環境に生えることから,慣れないと見分けがつかない。久しぶりによく伸びた大形の個体に惹かれ,葉脈を注視して撮影した。
※ 写真は上から順に上,中,下
イワガネソウ(イノモトソウ科)Coniogrogramme japonica 岩根草
北海道(本土のみ)・伊豆諸島(三宅島,御蔵島,八丈島)・本州(本土,粟島,佐渡,淡路島,隠岐)・四国・九州(本土,対馬,壱岐,五島列島,天草諸島,甑島諸島,種子島,屋久島)・沖縄(本島)に分布,大形で常緑性のシダで山地林下の崖や岩の露頭の最下部に堆積した腐植土に生育することが多い。類似種イワガネゼンマイによりはやや小型のものが多く,葉が厚めで光沢があること,小葉の先端が尾状に伸びないこと,側脈が融合して網目状の葉脈になること,脈の先端が鋸歯の底に達しないこと,などで区別できる。
根茎は匍匐し,葉柄は太く,淡緑色,無毛。葉身は長卵形~広卵形,長さ35-50㎝,羽片や小羽片は先端に向けてしだいに狭くなり,鋭尖頭。単羽状から3回羽状,頂羽片がはっきりしている。
胞子嚢群は側脈に沿って辺縁近くまで長く並んで着き,混熟のために色具合いの違う胞子嚢群が混じり合っている。(上・中 2021.7.3 下 2021.7.11)
北海道(本土のみ)・伊豆諸島(三宅島,御蔵島,八丈島)・本州(本土,粟島,佐渡,淡路島,隠岐)・四国・九州(本土,対馬,壱岐,五島列島,天草諸島,甑島諸島,種子島,屋久島)・沖縄(本島)に分布,大形で常緑性のシダで山地林下の崖や岩の露頭の最下部に堆積した腐植土に生育することが多い。類似種イワガネゼンマイによりはやや小型のものが多く,葉が厚めで光沢があること,小葉の先端が尾状に伸びないこと,側脈が融合して網目状の葉脈になること,脈の先端が鋸歯の底に達しないこと,などで区別できる。
根茎は匍匐し,葉柄は太く,淡緑色,無毛。葉身は長卵形~広卵形,長さ35-50㎝,羽片や小羽片は先端に向けてしだいに狭くなり,鋭尖頭。単羽状から3回羽状,頂羽片がはっきりしている。
胞子嚢群は側脈に沿って辺縁近くまで長く並んで着き,混熟のために色具合いの違う胞子嚢群が混じり合っている。(上・中 2021.7.3 下 2021.7.11)
2021-07-17 06:00
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