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ミヤマワラビ [シダの仲間]

生育地は冷温
  ‘八字髭’ のような最下羽片,直立する葉柄に対して水平方向に伸びる葉身,などの特徴で印象的なシダである。リンネソウを撮影後,背面に群生していたのでカメラを向けた。
miyamawarabi.jpgmiyamawarabi2.jpg
ミヤマワラビ(ヒメシダ科)Thelypteris phegopteris 深山蕨
 北海道・本州(主に中部地方以北,奈良県~和歌山県,鳥取県~岡山県にまれ)・四国(香川県除く)・九州(大分県の傾山,屋久島にまれ)に分布,夏緑広葉樹林下や林縁の腐植層の厚い場所や尾根沿いの草原の斜面,山頂の岩陰などに生える夏緑性のシダで群生することが多い。ときに高山帯下部まで生育する。根茎は長く匍匐する。葉柄は直立し,藁色で多毛,基部には鱗片がある。葉身は葉柄に対して直角に曲がった個体が多い。葉身は2回羽状深裂~全裂の3角状長楕円形。最下羽片は斜め後方を向く個体が多い。中軸と羽軸の裏面には毛がある。胞子嚢群は円形で裂片の羽片近くに1列に並んで着き,包膜を欠く。
 種小名は ‘ブナ林の羊歯’ という意がある。(2021.7.28)

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