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クジャクシダ [シダの仲間]

羽根は全開
 葉の全形からほぼ特定できるシダ植物で,あえて胞子嚢群や鱗片などの写真は添付しなかった。まさにクジャクが羽根を広げたように見える美しいシダだ。目立ち時の葉は紅色が帯びているものがあり,葉が広がるとともに紅色は薄れていく。
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クジャクシダ(イノモトソウ科)Adiantum pedatum 孔雀羊歯 別名 クジャクソウ
 北海道(本土,礼文島,奥尻島)・本州(本土,粟島,佐渡,隠岐)・四国(愛媛県を除く)・九州(福岡県にまれ,屋久島に極めてまれ)に分布,山地林下の地上や岩上に生育し,温帯的な環境を好む夏緑性のシダ。根茎は短く匍匐し,数枚の葉を叢生状に着ける。葉柄は紫褐色~赤褐色で光沢があり,基部からかなり上方まで細い鱗片がある。葉身はほぼ円形~卵形で,二叉状に分岐し,各枝毎に単羽状の小羽片を着ける。小羽片は披針形で上端部と下端部は次第に狭まる。小葉は半月状の楕円形で前端にやや深い切れ込みがあり,鮮緑色の薄い草質で,目立ち時には紅色を帯びる個体がある。胞子嚢群は数個が繋がって裂片の辺縁に線状に生じる。(2021.6.8)

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