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コバノヒノキシダ [シダの仲間]

石垣の住人
 特に珍しいシダではなく,埼玉県西部では路傍の石垣などで見ることができる。ミツバベンケイソウ(写真下)周辺に生育していたものを撮影した。付近にはヒメウラジロやミヤマウラジロなども生育していた。
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コバノヒノキシダ(チャセンシダ科)Asplenium anogrammoides 小葉檜羊歯
 本州(福島県以南,淡路島)・四国(本土,小豆島)・九州(本土の北~西部,対馬,壱岐,種子島)に分布,低山の陽の当たる路傍や岩上・石垣などに普通に生育する常緑性のシダ。根茎は短く斜上し,葉を叢生する。葉柄は淡緑色で下部は黒褐色を帯びる。葉身は2-3回羽状複生で,下部の1-2対の羽片はやや短い。羽片は3角状披針形で鋭頭,小羽片は鋭頭~鈍頭,裂片は鋭鋸歯縁。胞子嚢群は長楕円形~線形で,1-3個が接して生じ,宿存する。
 染色体数は n=72 の4倍体で有性生殖ある。(2021.9.28)

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