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フギレミヤマスミレ [スミレの仲間]

ミヤマスミレとエイザンスミレとの交雑種
 今年はじめて見るミヤマスミレに感激して良い被写体を探していた。約50mにわたって点在していたが、花が痛んでいるものが多かった。ひとまわり大きな花を見つけて近づくとミヤマスミレの葉(写真下)とは違う。スミレ交雑種にこだわりは持っていないが、記録として撮影した。念のためこの群生内を確認したが,このような葉を持つものは見つからなかった。この交雑種が掲載されている図鑑を持っていないが,ミヤマスミレエイザンスミレとの交雑種フギレミヤマスミレとした
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シコクスミレ [スミレの仲間]

新緑が眩しいブナ林
 このスミレが生える関東地方西部のブナ林は,4月の度重なる寒の戻りで降雪に見舞われた。地下茎を伸ばしてふえるので群生することもある。開花直前の天候が影響しているのだろうか,今年は花をつけている株が少なく10輪に満たない。それでもお洒落な純白の花に魅了された。
 太平洋側のブナ林床はスズタケで被われることが多い。ところが,ここの林床ではササの類いはほとんど見られない。
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ヒメミヤマスミレ [スミレの仲間]

あやふやな同定?
 前日のフイリフモトスミレに隣接したところで撮影した。花はフモトスミレに類似しているが,葉の裏は淡緑色で紫色を帯びていない。証拠として撮影して図鑑等で調べてみたが,素人レベルではヒメミヤマスミレとした。いつもながら同定には全く自信はないので,忌憚のないご指摘をいただければありがたい。
 環境省カテゴリでは特に指定されていないが,埼玉県では絶滅危惧Ⅰ類となっている。
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フイリフモトスミレ [スミレの仲間]

スミレ交雑種を探して
 3年前に見たミドリミツモリスミレのその後が気になり,自生地周辺を徘徊した。それらしい小さな葉は確認できたが,花をつけた別のスミレさえ見当たらない。尾根を下ったスギの林縁でタチツボスミレやマキノスミレはまばらに咲いているが,花をつけたフモトスミレは見つからなかった。代わりにフイリフモトスミレが多くなり,数年後にはミツモリスミレが見られるかもしれない。
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アナマスミレ [スミレの仲間]

マンジュリカmandshuricaの日本海沿岸品種
 礼文島のアナマ岩で発見されたのでこの名があるという。母種スミレ V. mandshurica の海岸型といわれ,イソスミレの撮影後に観察できた。写真下は近くの駐車場に生えていたものだが,道路脇に群落をつくる母種とよく似ている。
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イソスミレ [スミレの仲間]

日本海沿岸貴重なスミレ
 4年前に撮影した写真で恐縮するが,何度も行けるような自生地ではない。あえて古い写真を使わせていただく。
 1928年(昭和3年),牧野富太郎博士が瀬波海岸(現・新潟県村上市)で発見したことから,セナミスミレともいう。生育地はイソ(磯)というよりは砂浜で,厳しい環境に生えるスミレである。発見地では絶滅の危機に瀕し,環境省カテゴリでも絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されている。砂浜の減少や開発,さらに盗掘やRV車の走行等がその一因ともいわれている。発見地とは異なる日本海沿岸の砂浜で撮影することができた。
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マキノスミレ [スミレの仲間]

圧巻の群落
 これだけ見事な群落を見たからには再掲しなければなるまい。拙ブログ2度目の掲載である。
 明るい落葉広葉樹林が広がる里山の支尾根に出ると,枯れ葉の中に紅紫色の模様が視野に入った。マキノスミレが多いと聞いていたが,これほど大きな群落とは思わなかった。カメラを構えてみたもののアングルが定まらず,美しさにしばし見とれていた。掲載した写真は群落の一部を切り取ったもので,両サイドに広がる。
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スミレサイシン [スミレの仲間]

日本海側多雪地のスミレ
 太平洋側に分布するナガバノスミレサイシンに対応するように日本海側に分布する。スミレサイシンの仲間は,花が咲いているのに葉が開ききらないのが特徴という。太くて長い地下茎になることから,すり下ろして食用にする地方もある。
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アワガタケスミレ [スミレの仲間]

粟ヶ岳で発見されたスミレ
 従来はナガハシスミレ(写真下)の変種として分類されてきたが,1997年に新種として登録された。発見地とは別の自生地で観察された方から貴重な情報をいただいた。3月末からの長い寒の戻りで開花は1株のみだが,これだけでも十分。お陰様で雪の消えた低山で希少なアワガタケスミレ(写真上・中)を堪能することができた。感謝の気持ちでいっぱいである。
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タカオスミレ [スミレの仲間]

こげ茶色の葉
 ヒカゲスミレ V. yezoensis の品種で,特徴は葉の表面が黒褐色であること。東京都・高尾山ではじめて採集された。花期が過ぎてから出てくる葉は緑色で母種との見分けが難しくなる。
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ヒメスミレ [スミレの仲間]

号外配布の特別な日
 世間が何かと騒がしい一日であった。
 天候は,真冬のような寒気が入っているため,奥秩父から武甲山までの山並みは雪雲模様だ。

 特別な日にも拘わらず,記事にする花は人家周辺に限られるふつうのスミレ。実家の玄関先で毎年咲いているが,今年は花付きがひときわ良く見える。「日本のスミレ」(いがりまさし)では,このスミレにもっとも似合うのはアスファルトのすきまから顔をだしている姿ではないだろうか,と記されている。
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タデスミレ [スミレの仲間]

自生地以外での出会い
 今年もたくさんの植物を観察することができた。その中で,まだ投稿していない植物があった。このスミレの自生地は限られて,なかなか見ることはできない。別の植物を撮影するため訪れた地で偶然に見ることができた。不思議なので尋ねると,公の増殖活動の一環で種子からの試験的育成に取り組んでいることが判明した。本来の自生地で観察できれば良いのだが,人が訪れることで環境悪化を招きやすい。以前,ミヤマスカシユリを紹介したが,これに似た取組と思われる。この地で育成している数十個体はいずれも生育の状況が良く,増殖活動は良好のようだ。
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ナエバキスミレ [スミレの仲間]

雪渓を望む山麓で
 
亜高山帯でも雪解けが早く、稜線に春を告げる花が咲きはじめている。山小屋に泊まり、こうした花をゆっくりと楽しみたい気持ちに駆られる。泊による山行は叶わないのでロープウェイ利用によるトンボ返りだ。

 例年ならば、雪渓を望む山麓にも雪が残っているのだが今年は全くみられない。開花時期のナエバキスミレもすでに終盤で、被写体になる個体を探すのに時間を要した。
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エイザンスミレ [スミレの仲間]

芽吹きを迎えた落葉樹林で③
 今回もナガバノスミレサイシンやアケボノスミレと同じ落葉樹林で見られたスミレである。花の色や葉の切れ込みが様々でいろいろな交雑種をつくることでも知られている。
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アケボノスミレ [スミレの仲間]

芽吹きを迎えた落葉樹林で②
 前回に続き、標高900mを越える落葉樹林で見られたスミレを掲載したい。このスミレも交雑種ナガバノアケボノスミレに続いて2度目の掲載となる。
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ナガバノスミレサイシン [スミレの仲間]

芽吹きを迎えた落葉樹林で
 今年は花期を予想することが難しい。周囲の野山を見渡すと新緑が目にまぶしい。雰囲気はゴールデンウィークの頃を思わせる。標高を上げて900mを越える落葉樹林ではまだ芽吹きの時期、スミレ類がちょうど見ごろを迎えていた。今回のスミレは、交雑種ナガバノアケボノスミレに続いて2度目の掲載となる。
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オカスミレ [スミレの仲間]

無毛タイプのスミレ
 日当たりのよい尾根で豪華に花をつけているスミレに出会った。花の雰囲気からアカネスミレと思ったが、近づいてみると少し様子が違う。全体にすっきりした感じで、アカネスミレ特有の毛がほとんど見られない。
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ヒゴスミレ [スミレの仲間]

複葉性のスミレ
 葉が切れ込む日本のスミレには、エイザンスミレ、ヒゴスミレ、ナンザンスミレの3種がある。エイザンスミレは秩父地方でもふつうに見られるが、他の2種は容易に見られない。特に、ナンザンスミレは日本では対馬だけに分布するので不可能に近い。
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シハイスミレ [スミレの仲間]

花巡りの指標
 特に桜の花見をすることはないが、ソメイヨシノの開花や散りはじめは気にしている。自宅周辺のソメイヨシノが見ごろになると、このスミレを観察することにしている。過去2回の観察日は2017年4月13日、2016年4月6日と記録、これをもとにして、いつもの場所に出かけた。予想は的中、まさにグッドタイミング。今年は異常なほど季節の進みが早く、この先が心配になる。
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コスミレ [スミレの仲間]

久しぶりの花巡り
 汗ばむほどの天候に一週間前の積雪が遠い昔のようだ。
 各地からソメイヨシノの開花や満開のたよりが届いている。27日現在、秩父盆地ではエドヒガンは見頃を迎えているものの、ソメイヨシノはつぼみの状態だ。初夏を思わせる陽気でまもなく開花するだろう。
 久しぶりに拘束から逃れ、カメラを持って近隣の山裾を巡ることができた。幸運なことに春到来を告げるスミレの群生に出会うことができた。ストレスから解き離れた至福の時である。
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キスミレ [スミレの仲間]

黄色のスミレ
 図鑑にもよるが、スミレを分類する場合、花の色で大きく2つに分ける考えがあるという。紫色または白色で一つのグループ、もう一つは黄色まれに白色という分け方である。埼玉県では、奥秩父・十文字峠(1962m)周辺まで標高を上げればキバナノコマノツメを見られるが、平野部から低山帯では後者の黄色のスミレに出会うことはできない。
 4年前の3月27日、花友とともに黄色のスミレを探し求めて東海地方の低山を訪れた。 
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アオイスミレ [スミレの仲間]

開花の予想が難しい
 真冬の厳しい寒さが嘘のようだ。先週の雨に続き、ここ数日の気温の高さ、とても3月の気候とは思えない。昨年は3月から4月上旬にかけて冬を思わせる気候で、多くの種で開花が遅れた。ここ数年、気候の変動が激しく、開花時期の予想が非常に難しい。植物も迷っているのか、咲き急いでいるようだ。
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オオタチツボスミレ [スミレの仲間]

季節外れのスミレ
 突然の群生で一瞬戸惑ったが、周囲を見渡して納得した。雪崩の起きやすい場所で、残雪ともになぎ倒された大木があり、草原のように明るい。
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キバナノコマノツメ [スミレの仲間]

八ヶ岳の花巡り
 八ヶ岳で標高2000mあたりは若葉の季節。ウスギオウレンの花が終盤を迎え、輪生状の袋果になりかけているものもある。その中で、和名に「スミレ」という名をもたない唯一のスミレが存在感を放っていた。
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ミヤマスミレ [スミレの仲間]

八ヶ岳の花巡り
 梅雨入りする6月でも、八ヶ岳の標高2000m前後では季節の進みは遅い。豪雪地ではないが、訪れた時期は、まだスミレの咲く季節であった。
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ナガハシスミレ [スミレの仲間]

多雪地のスミレ
 所々に残雪のある林道を運転していると法面を被うスミレが目に入ってきた。オオバキスミレ(5月5日)と同じように雪の多い地方でふつうに見られるスミレだ。花の形状から覚えやすいスミレである。
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オオバキスミレ [スミレの仲間]

黄色のスミレと美しい日本の原風景
 アズマシロカネソウを撮影後、雪国の黄色のスミレが見たくなった。秩父地方で黄色のスミレ(キバナノコマノツメ)を見るためには、2000m級の亜高山帯に行かなければならない。雪国では種は異なるが、人里でふつうに見ることができる。
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アカネスミレ [スミレの仲間]

八十八夜
 昨日は寒気が入り大気が不安定となった。ひんやりした今朝の最低気温は5.8℃。八十八夜の別れ霜といわれるように遅霜が発生する時期でもある。
 今日も「スミレの季節」。身近な所でふつうに見られるのに、写真画像として記録していないスミレだった。言い訳になるが、花づきや葉の状態が悪いものが多く、被写体として今ひとつのものが多かった。
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イブキスミレ [スミレの仲間]

スミレの季節
 薫風の候、早いもので5月に入った。スミレの季節も終盤に近づいてきた。
 図鑑では知っていたが、はじめて見るスミレである。最初はタチツボスミレかなと思っていたが、少し様子が異なるので疑問に感じていた。これを払拭してくれたのは同行のM氏。数多くのスミレを見ているので、直ぐに同定してくれた。私一人であれば、タチツボスミレの仲間と判断して通り過ぎていたに違いない。お陰様で知見のスミレを一種を増やすことができた。感謝!
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ヒカゲスミレ [スミレの仲間]

スミレの季節
 今年4月に中信地方の山行を予定していた。北信を含めたこの地方では、季節の進み具合が遅れているという。標高の高い稜線ではカタクリが咲きはじめた頃で、期待していたスミレには少し早かった。しかし、別のスミレを十分堪能することができた。前回のマルバスミレと比較するため、下山した登山口で見たものを掲載する。
 同行していただいたN氏とM氏には、この場をお借りして御礼申し上げます。
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