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ヒカゲスミレ [スミレの仲間]

スミレの季節
 今年4月に中信地方の山行を予定していた。北信を含めたこの地方では、季節の進み具合が遅れているという。標高の高い稜線ではカタクリが咲きはじめた頃で、期待していたスミレには少し早かった。しかし、別のスミレを十分堪能することができた。前回のマルバスミレと比較するため、下山した登山口で見たものを掲載する。
 同行していただいたN氏とM氏には、この場をお借りして御礼申し上げます。
hikagesumire.jpg
ヒカゲスミレ(スミレ科)Viola yezoensis 日陰菫
 名前のとおり、谷筋の落葉樹林下など、空中湿度の高い半日陰に生える。撮影した所は、沢に近いスギやヒノキの植林を走る林道脇である。分布は北海道~九州、本州の東北、関東、中部の太平洋側の山地に多いという。先の丸い葉のマルバスミレに比べ、ヒカゲスミレは先がややとがる。唇弁を中心に紫条が細かく走るのも特徴の一つといわれている。
 葉の表面が銅(あかがね)色を帯びているものをタカオスミレf. discolorと呼ぶ。この個体はわずかに銅色を帯びている。(2017.4.29)
 

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コメント 2

中澤

ヒカゲスミレですか。スミレにしては地味ですね。でも味のある姿形をしているので、好きです。雰囲気が伝わって来ます。先日、アケボノスミレを久し振りに見ました。スミレの時期が終わってしまうのが残念です。
by 中澤 (2017-05-03 20:41) 

hanameguri

コメントありがとうございました。スミレの季節は忙しい時期ですね。春が来たと思っていたら、いつの間にか青葉の季節になってしまう。待つことは長いが、過ぎたことはあっという間です・・・・・
by hanameguri (2017-05-03 23:18) 

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