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シコクスミレ [スミレの仲間]

新緑が眩しいブナ林
 このスミレが生える関東地方西部のブナ林は,4月の度重なる寒の戻りで降雪に見舞われた。地下茎を伸ばしてふえるので群生することもある。開花直前の天候が影響しているのだろうか,今年は花をつけている株が少なく10輪に満たない。それでもお洒落な純白の花に魅了された。
 太平洋側のブナ林床はスズタケで被われることが多い。ところが,ここの林床ではササの類いはほとんど見られない。
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シコクスミレ(スミレ科)Viola shikokiana 四国菫
 本州(埼玉県以西),四国,九州に分布,主に太平洋側の山地あるブナ林床に生える。草丈は約5㎝,地下茎を伸ばしてふえる性質が強いので,林床一面に広がることが多い。葉は長さ2-4㎝の心形で,先は尖るが鋸歯は波状。表面は明るい緑色で,裏面は白っぽく,葉脈を中心に毛が目立つ。花期は4月中旬ー5月,花の径約1.5㎝,純白で,唇弁には紫色のすじがある。萼片の付属体には切れ込みがあるのが特徴。(2019.5.8)

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