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ナエバキスミレ [スミレの仲間]

雪渓を望む山麓で
 
亜高山帯でも雪解けが早く、稜線に春を告げる花が咲きはじめている。山小屋に泊まり、こうした花をゆっくりと楽しみたい気持ちに駆られる。泊による山行は叶わないのでロープウェイ利用によるトンボ返りだ。

 例年ならば、雪渓を望む山麓にも雪が残っているのだが今年は全くみられない。開花時期のナエバキスミレもすでに終盤で、被写体になる個体を探すのに時間を要した。
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ナエバキスミレ(スミレ科)Viola brevistipulata subsp. brevistipulata var. kishidae 苗場黄菫
 本州(東北地方南部~北アルプス)に分布、亜高山にはえるオオバキスミレの変種。オオバキスミレが小型化したもので、茎は紅紫色を帯び、葉は厚くて光沢があり、葉脈がへこむものが多いという。一番下の茎葉は離れてつき、根茎を横に伸ばしてふえることも特徴といわれている。どこにでもはえるわけではなく、蛇紋岩の岩礫地にエチゴキジムシロと混在しながら大群落を形成、一帯は黄色で一際芽立っていた。1週間前が見ごろだったと思われる。(2018.6.4) 

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