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エゴノキ

少し満足している写真シリーズ7(一年を振り返って)
 今日は官公庁御用納め、ブログも更新納めとしたい。シリーズ最終回は、前回に続きエゴノキ科。丘陵から山地に普通に見られ、白い清楚な花を枝いっぱいにつけることから比較的気づきやすい樹木である。全景の写真、枝全体を下から見上げる写真などを写してきたが、気に入る写真はなかった。イメージしてきた写真に少し近づいたので取り上げたい。
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オオバアサガラ

少し満足している写真シリーズ6(一年を振り返って)
 草本植物の花は近くに咲いていることが多いので、撮影者の意図を生かして写すことができる。ところが樹木に咲く花は、望遠レンズを用いても制限が多くなる。好きな表記ではないが、雑木と呼ばれる木本植物の花を至近な距離で撮影することができた写真である。
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ゲンゲ

し満足している写真シリーズ5(一年を振り返って)
 「一年を振り返って」の写真は、どちらかいえば希少な植物や変わった形をした花などが多くなってしまった。残り3回は、どこにでもあった花風景や植物を取り上げて締めくくりたい。最初は懐かしい花風景。
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カリガネソウ

少し満足している写真シリーズ4(一年を振り返って)
 数多くの植物の中には不思議な形をした花を咲かせるものがある。今回は、そんな花を取り上げたい。kariganesou.jpg

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ウルップソウ

少し満足している写真シリーズ3(一年を振り返って)
 ハクサンイチゲの小蓮華山直下からクモマスミレの山稜を過ぎると三国境。文字どおり、長野県、新潟県、富山県の県境である。ここから白馬岳山頂までは、馬の背と呼ばれるやせ尾根の岩場を登る。普通に歩けば約1時間で頂上に着くのだが、ここはまさに雲上の楽園。咲き乱れるお花畑で足が進まない。例年より季節が進み、お目当てのツクモグサの花は果実になりかけ、ウルップソウもほとんどが見頃を過ぎて諦めかけていた・・・  でも旬な花は残っているものである
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ハクサンイチゲ [イチリンソウの仲間]

少し満足している写真シリーズ2(一年を振り返って)
 花の山として有名な白馬岳周辺や山麓(八方尾根、白馬尻、栂池湿原、姫川源流等)には何度も足を運んでいる。雪解けが進む6月に入ると白馬岳頂上周辺には憧憬の的であるツクモグサ、続いてウルップソウが咲きはじめることは知っていた。しかし、白馬三山(白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳)の頂上周辺に近づくことはなかった。大雪渓から頂上を目指すルートが有名であるが、臆病者なので登る勇気がない。蓮華温泉や栂池湿原からのルートは7月10日過ぎにならないと途中の白馬大池山荘がオープンしない。これが白馬山麓で花巡りを行っていた理由である。年齢に応じて安全第一でゆっくり登ること、目的の花の最盛期を過ぎても残り花があること、この二つを自らに言い聞かせて蓮華温泉からのルートを登ることにした。撮影技術は未熟でも、それをカバーする(?)花の山の様々な絶景があった。hakusanichige.jpg

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サンショウバラ

少し満足している写真シリーズ1(一年を振り返って)
 花の写真撮影には様々なスタイルがある。図鑑的な写真からボケを使って花の美しさを表現した写真、広角レンズを使ってお花畑のような群落写真など、枚挙にいとまがない。私は撮影技術も伴わないので、その時の気分でシャッターを切るだけである。その中で意外にも綺麗に写せた写真を6回シリーズで紹介したい。あくまで独りよがりの感じ方なので、忌憚のない感想をいただければ幸いである。
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クモマスミレ [スミレの仲間]

季節を奏でる草花14(一年を振り返って)
 最後となる3つ目のスミレは、最も標高の高いところに生える種である。糸魚川市の蓮華温泉から白馬岳を目指す途中、小蓮華山(2766m)から三国境(2751m)にある岩ザレの山稜で見つけた。冬期、日本海からの風雪は厳しく、生える植物はごくわずかである。ここは白馬岳山頂までのルートで最も平坦な山稜、多くの人は足早に山頂を目指す。クモマ、クモマと呟きながらのんびり歩いていたら岩陰の黄色に気づいた。7月上旬過ぎなのに花は傷みはじめ、二重山稜の雪もわずかに残るのみ。改めて温暖化が危惧される。三国境辺りから花期の終わったウルップソウが現れはじめた。
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ミドリミツモリスミレ [スミレの仲間]

季節を奏でる草花13(一年を振り返って)
 2つ目のスミレも交雑種と思われる。過去に何度も訪れたところであるが、スミレへの関心が薄かったので通り過ぎていた。少し研究心が出てきたのか、最近は「日本のスミレ」(山渓ハンディ図鑑 いがりまさし)を持参しながらスミレを見るようになった。midorimitsumorisumire.jpg

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アケボノスミレ✕ナガバノスミレサイシン [スミレの仲間]

季節を奏でる草花12(一年を振り返って)
 スミレは多くの人に親しまれてきた。個人的には種類が多く識別が面倒なことから、いままであまり深入りできなかった。悪い癖である。少しでも進歩しなければと考え、図鑑で調べることにしている。今年観察できた印象的なスミレ3種を取り上げたい。
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カッコソウ [サクラソウの仲間]

季節を奏でる草花11(一年を振り返って)
 今回紹介するサクラソウ属は、近年その生育域が激減して絶滅が心配されている種である。可憐な花を咲かせるため、園芸目的の採取や生育地の環境変化が原因と考えられている。
 2016年も残り二週間、サクラソウ探訪は一旦終了させていただく。
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イワザクラ [サクラソウの仲間]

季節を奏でる草花10(一年を振り返って)
 今回紹介するサクラソウ探訪の写真は昨年(2015年)撮影したものである。最盛期の花に出会えて満ち足りた気持ちで下山した。撮影地は自宅から遠く(車で400㎞弱)、おそらく最初で最後の訪問になるだろう。
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クモイコザクラ [サクラソウの仲間]

季節を奏でる草花9(一年を振り返って)
 サクラソウの仲間を3種取り上げたい。ここでは、主にプリムラ(サクラソウ属Primula)を「仲間」として扱う。埼玉県ではサクラソウ属の2種が国の天然記念物に指定されている。一つは、さいたま市田島ヶ原サクラソウ自生地(国の特別天然記念物)、もう一つはチチブイワザクラが生育する武甲山石灰岩地特殊植物群落(国の天然記念物)。サクラソウは県の花、チチブイワザクラは町の花(横瀬町)で認知度も高い。鉱区で立入禁止のチチブイワザクラ自生地が、身近で遠い存在なので近縁の種には関心を寄せてきた。
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トガクシソウ

季節を奏でる草花8(一年を振り返って)
 2015年から2016年は記録的な暖冬で、豪雪地帯でも積雪量が少なく雪解けも非常に早かった。ここで紹介するのは、例年より約3週間早く見頃となった植物である。35年前に購入した本「日本の植物 研究ノート」(田村道夫編 培風館)を久しぶりに読み返すと興味深い内容があった。長くなりますが、その一部を紹介したい。
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チチブシロカネソウ [シロカネソウの仲間]

季節を奏でる草花7(一年を振り返って)
 今回で今年のシロカネソウ探訪は終了。来年はどんな種と出会えるだろうか、今から楽しみである。本種はシロカネソウ属ではないが、この探訪のきっかけとなった種である。キンポウゲ科で同じシロカネソウ亜科として分類され、近縁と思われる。
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サンインシロカネソウ [シロカネソウの仲間]

季節を奏でる草花6(一年を振り返って)
 年甲斐もなくハードな山行で、最難関のキバナサバノオ探訪を初日で達成した。日程的に余裕が生まれ、比良山系の数箇所を訪れることができた。そこでも別のシロカネソウ属との幸運な出会いが待っていた。
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キバナサバノオ [シロカネソウの仲間]

季節を奏でる草花5(一年を振り返って)
 2016年春、主な花巡りの一つがシロカネソウ属の探訪である。本種はその中で最も難関な探訪と考えていた。分布が限られ、自生地及び個体数が極めて少ないからである。数年前から下調べしてきた肝いりの種である。場所はほぼ特定していたが、山道の一部が度々崩落して躊躇していた。問い合わせると復旧工事の予定はないとのこと。これ以上待てないので決行した。
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トウゴクサバノオ [シロカネソウの仲間]

季節を奏でる草花4(一年を振り返って)
 キンポウゲ科のシロカネソウ属の仲間(シロカネソウ亜科には4つのグループ(シロカネソウ属、チチブシロカネソウ属、ヒメウズ属、オダマキ属)が知られている。チチブシロカネソウが最初に秩父で見つかったことから、このグループには関心を寄せていた。しかも分布の限られた種が多く、シロカネソウ探訪のきっかけともなった。この仲間の中で最も広く分布する本種は、私の地元でも普通に見られる。
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オオミスミソウ [ミスミソウの仲間]

季節を奏でる草花(一年を振り返って)
 以前、新潟に出張した際、地元の方から雪割草についてレクチャーを受けたことがある。その時は特に関心をもつこともなかった。数年後の登山(弥彦山)ではじめて観察し、この花が多くの人を魅了することが分かった。まだ木々の芽吹きがはじまる前、明るい林下で一際美しく咲きほこっていた。今回はツアーなどで有名な自生地ではなく、訪問者が比較的少ない所で存分に堪能した。
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カイコバイモ [バイモの仲間]

季節を奏でる草花(一年を振り返って)
 3月10日過ぎの山里は早春とはいえども、まだ山眠る季節である。コバイモは咲いても、スプリング・エフェメラルの開花までには少々時間を要す。そのような時、思いがけない情報が入ってきた。
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ミノコバイモ [バイモの仲間]

季節を奏でる草花1(一年を振り返って)
 当地では12月3日の夜祭りが終わると駆け足で新しい年がやってくる。フィールドに出る機会が少なくなるこの時期は、写真の整理や来年の花巡りを計画する。ブログ開設以前(3-9月)の花を中心に、2-3年前の写真も取り上げながら今年一年を振り返りたい。
 人間を含めた動物は様々な事象で季節を感じる。時には過酷な自然環境に耐えながら花を咲かせて結実する植物は、その時々の環境を忠実に映し出す。まさに「季節を奏でる」のは植物である。
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サネカズラ

 12月3日は秩父神社例祭の大祭・秩父夜祭。今年は土曜日の上、1日に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録が決定、天候にも恵まれ記録的な賑わいになることだろう。若い頃はこの日が近づくと何となく血が騒ぎ、1日からの例祭は、2日の宵宮、3日の大祭、4日の流鏑馬、市の立つ6日(六日町)まで楽しみが長く続いた。今では祭の雑踏は苦手である。sanekazura.jpg

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フユイチゴ

 昨日に続き、赤い実をつける植物である。「赤いシリーズ」第2回である。このフレーズにピンとくる人は、およその年齢を推測できる。
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ヤブコウジ

 今日から師走。11月末、秩父盆地から外秩父といわれる里山を訪れた。30分足らずの移動でも峠を越えたり、トンネルを抜けると暖地性の植物が多くなる。
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