SSブログ

トウゴクサバノオ [シロカネソウの仲間]

季節を奏でる草花4(一年を振り返って)
 キンポウゲ科のシロカネソウ属の仲間(シロカネソウ亜科には4つのグループ(シロカネソウ属、チチブシロカネソウ属、ヒメウズ属、オダマキ属)が知られている。チチブシロカネソウが最初に秩父で見つかったことから、このグループには関心を寄せていた。しかも分布の限られた種が多く、シロカネソウ探訪のきっかけともなった。この仲間の中で最も広く分布する本種は、私の地元でも普通に見られる。
tougokusabanoo.jpgトウゴクサバノオ(キンポウゲ科)Dichocarpum trachyspermum 東国鯖の尾
 山地の沢沿いなどに生える高さ10-20㎝多年草。分布は本州(宮城県以南)、四国、九州。花は1㎝に満たず、淡黄色の花弁状が萼片、橙黄色の部分が本来の花弁である。写真中央上部に1対の果実が写っている。この形が鯖の尾に似ていることが和名の由来。撮影地は自宅から数10分のところにあり、たびたび訪れるお気に入りの場所である。2015年は群生していたが、今年は株数がかなり減少した。シロカネソウ属の根茎はよく発達するが、本種はあまり発達しない。(2015.4.15)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0