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クモマスミレ [スミレの仲間]

季節を奏でる草花14(一年を振り返って)
 最後となる3つ目のスミレは、最も標高の高いところに生える種である。糸魚川市の蓮華温泉から白馬岳を目指す途中、小蓮華山(2766m)から三国境(2751m)にある岩ザレの山稜で見つけた。冬期、日本海からの風雪は厳しく、生える植物はごくわずかである。ここは白馬岳山頂までのルートで最も平坦な山稜、多くの人は足早に山頂を目指す。クモマ、クモマと呟きながらのんびり歩いていたら岩陰の黄色に気づいた。7月上旬過ぎなのに花は傷みはじめ、二重山稜の雪もわずかに残るのみ。改めて温暖化が危惧される。三国境辺りから花期の終わったウルップソウが現れはじめた。
kumomasumire.jpgkumomasumire2.jpgクモマスミレ(スミレ科)Viola crassa sub.sp alpicola 雲間菫
 北アルプスや中央アルプスに分布する。葉は無毛で光沢があり、草丈5-15㎝の黄色のスミレ。類似のタカネスミレV. crassa に比べ、花弁が細長いものが多い。地下茎から匐枝を出してふえていく。(2016.7.11)
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