エゴノキ
少し満足している写真シリーズ7(一年を振り返って)
今日は官公庁御用納め、ブログも更新納めとしたい。シリーズ最終回は、前回に続きエゴノキ科。丘陵から山地に普通に見られ、白い清楚な花を枝いっぱいにつけることから比較的気づきやすい樹木である。全景の写真、枝全体を下から見上げる写真などを写してきたが、気に入る写真はなかった。イメージしてきた写真に少し近づいたので取り上げたい。
北海道から九州、沖縄に広く分布する落葉小高木で有毒植物でもある。和名は、果実を口にするとえぐいことに由来するらしい。5月-6月、横に張った枝からの小枝に白い花を下向きに多数つける。花には芳香がある。花が終わると子房の部分が膨らんで果実となる。果皮にはエゴサポニンを含むことから石鹸代わりに用いたこともある。この成分は魚毒性があるので、昔は毒流し漁に使われたというが試したことはない。秋になると熟し、果皮は裂けて種子を落とす。種子の大部分は胚乳で、野鳥・ヤマガラの大好物となる。(2016.6.10)
2016-12-28 08:30
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