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ヒメツルソバ

 早いもので11月最終日。強い季節風の後は落ち葉掃きが日課となる。枯れ野原の季節になると彩りが欲しくなるが、今月中旬、目を見張るような場所に遭遇したので思わずシャッターを切った。
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イイギリ

 約二週間ぶりの更新になってしまった。先週24日には早々と初雪が降ったが、秩父市は積雪0㎝。普通、県内の降雪量では最も多くなる地域であるが、今回は平野部の方が多かったようだ。落葉が進んで草木の実が目立つ季節であるが、今年は実の付き方が悪い。例年、撮影している近くのツルウメモドキやツルマサキも実の数が少ない。
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腐生植物 [ランの仲間]

 散歩していると不思議な植物?に出会った。はじめて見るので家に戻り調べてみると・・・・・・
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キチジョウソウ

 今日は大安、天気も良好。二日早い七五三参りも多いことだろう。
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シロダモ

shirodamo1.jpgshirodamo2.jpg 本州(東北南部より以西)、四国、九州、沖縄の山野に分布する常緑中高木(雌雄異株)。葉にはクスノキ科特有の3脈がある。和名の「シロ」は白っぽい葉裏の特徴を示しているが、「ダモ」については諸説ある。秋に黄色い花をつけ、翌年の秋に赤く熟す。写真上のように雌株では赤い実(長さ12ー15㎜)と雌花を同時期に見ることができる。赤い実から先がこの一年間で伸びた部分と考えられる。
 写真下の雄花は雌花に比べて大きい。私見であるが雌花より若干早く咲く感じがする。葉を揉むとクスノキ科特有の匂いがしてくる。秩父盆地では西日の良く当たる斜面で見られるが、近年個体数が増えている。(2016.11.7)


キタミソウ

kitamisou1.jpgkitamisou2.jpgkitamisou3.jpg 草丈は5㎝に満たず、多くは3㎝前後、茎は細く泥の上をはって所々に株をつくる。花は直径2-3㎜で、植物に関心が薄ければ気づくことはないだろう。1901年北海道北見市で発見されたことからこの名がつけられた。日本では埼玉、群馬、栃木、茨城、奈良、熊本のごく一部だけに分布する希少な植物で、絶滅危惧Ⅰ類に指定されている。ツンドラ地帯に広く分布、氷雪がとけた湿地で花をつける。日本へは渡り鳥などによって種子が運ばれたと考えられている。亜熱帯に近い日本の夏を越すのは厳しいことであるが、埼玉県の自生地では堰で貯水された川底で休眠して凌ぐという。秋に水が抜かれて水底が現れると、休眠状態の種子が発芽して繁茂する。
 写真上は川底に現れたキタミソウ、中は繁茂した株から花をつけたキタミソウ、下は花の拡大である。撮影地は埼玉県東部中川水系・元荒川の支流で、下流の堰によって農繁期には湛水されて自生地は水に沈む。コンクリート製の護岸ではなく、昔ながらの河川敷が残されている。はるか遠方に秩父連山、上州三山、日光連山を望む田園にあり、キタミソウの自生地に配慮した水辺整備事業が進められてきた。(2016.11.4)


キクタニギク [キクの仲間]

在来または帰化
 近年,キクタニギクには在来のものと帰化のものがあること文献で知った。日本帰化植物写真図鑑第2巻(全国農村教育協会2010年)では次のように記されている。

「在来のキクタニギクよりやや舌状花が貧弱な個体が多いが違いは決定的ではない。在来のキクタニギクには地下に走出枝を出さないか出しても極めて短いが、帰化のものでは、栽培のイエギクと同様に、長い走出枝を伸ばす個体もある。在来のもの、帰化したもの形態で区別することは難しい。最近、新しく道路整備した林道などにおいて、緑化目的で吹き付けられた外国産ヨモギに混入してきて生育しているのをよく見かける。」
 撮影地は浦山ダム(1998年竣工)建設で使われた管理道路沿いの荒川河川敷にあり、ススキ、オオブタクサ、セイタカアワダチソウ、アメリカセンダングサ、クズに混じってキクタニギクが点在して生育している。走出枝を確認したが、どちらのものかは同定不能であった。植生から判断すると帰化したものかもしれない。
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