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ツチアケビ [ランの仲間]

葉緑体を持たない植物
 一般的に植物といえば「光のエネルギーを利用して二酸化炭素と水から有機物を合成する」と学ぶ。不思議なことに、葉緑体を持たない植物も存在している。
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クマノミズキ

深緑に映える花
 ユクノキよりも分布域の標高は低く,秩父盆地や平野部では普通に見られる樹木である。花の色は白というよりは黄白色に見える。
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ユクノキ

花を咲かせるのは数年に一度
 6月半ばになると丘陵帯から山地帯では緑の濃さがより増してくる。「山笑う季節」のような華やかさはないが、深緑に白い花が映える季節を迎える。
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キツリフネ

早い !
 梅雨の晴れ間をねらって地元の深山に出かけた。目的は別の植物であったが、林道脇に意外な花が咲きはじめていた。
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カキラン [ランの仲間]

埼玉県では絶滅種
 一昨年、ある湿原で偶然に出会うことができた植物である。今回は、以前から把握していた貴重な里山を訪れて念入りに探した。
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コアジサイ

本格的な梅雨到来
 空梅雨が続いていたが、ようやく季節どおりの天候が多くなってきた。農業を営む方々も一安心したことだろう。梅雨の空が似合うのは、やはりアジサイの仲間である。
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イチヤクソウ [ツツジの仲間]

連日のイチヤクソウ属
 同じ仲間で比較することもできるので、2日連続してイチヤクソウ属Pyrola を取りあげたい。ichiyakusou.jpgichiyakusou2.jpg

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ベニバナイチヤクソウ [ツツジの仲間]

群生するイチヤクソウ属
 イチヤクソウの仲間は草丈も低く目立たないものが多い。本種はその中で最も華やかで美しいものだろう。梅雨に入った本州中部の高原では素晴らしい群生を楽しむことができる。
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シロバナノヘビイチゴ

山地の草原に群生する花
 八ヶ岳の頂上部や奥秩父の十文字峠、甲武信ヶ岳を目指す時、登山口でよく見かける花である。多くの人は足早に通り過ぎるが、林道や草原で群生するようすは好きな被写体の一つだ。
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キバナノコマノツメ [スミレの仲間]

八ヶ岳の花巡り
 八ヶ岳で標高2000mあたりは若葉の季節。ウスギオウレンの花が終盤を迎え、輪生状の袋果になりかけているものもある。その中で、和名に「スミレ」という名をもたない唯一のスミレが存在感を放っていた。
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ミヤマスミレ [スミレの仲間]

八ヶ岳の花巡り
 梅雨入りする6月でも、八ヶ岳の標高2000m前後では季節の進みは遅い。豪雪地ではないが、訪れた時期は、まだスミレの咲く季節であった。
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キバナシャクナゲ [ツツジの仲間]

八ヶ岳の花巡り
 硫黄岳から横岳への稜線を登っていくと、ハイマツ帯の中に淡いクリーム色の花を目にすることができる。この周辺は、国土地理院地形図にも表示されている国の天然記念物指定地域である。
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コメバツガザクラ [ツツジの仲間]

八ヶ岳の花巡り
 ツクモグサやオヤマノエンドウに比べると派手さは少ない。稜線の岩稜帯で見られるが、厳しい環境の中でも岩や背丈のある植物に囲まれた場所に根を張っている。高山植物に共通することだが、この適応力には感心するばかりである。
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オヤマノエンドウ

八ヶ岳の花巡り
 ツクモグサが咲く頃、花を付ける植物は少ない。横岳頂上付近は、まだ高山植物の芽吹きの季節だ。写真上・中は硫黄岳山荘から横岳に向かう途中で撮影した。写真下は昨年のものである。同じアングルで撮影しようと思ったが、今年はまだ咲いていない。
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ツクモグサ

憧れの花を求めて
 人それぞれ、実際に見てみたい花があると思う。今日紹介する私の憧れの花は三度目。最初は2016年6月4日の八ヶ岳・横岳。この年は記録的な暖冬で5月中に見頃を迎えた。一般に八ヶ岳の見頃は6月上旬から中旬といわれている。二度目は2016年7月11日の白馬岳、唯一の咲き残りを観察した。頂上部に近い尾根筋で咲くツクモグサは、自生する山が限られ、花期が非常に早い。咲きはじめの花に出会うには、雪が残る山に入らなければならない。花期を迎えても十分な日照とある程度の気温がならないと花は開かない。梅雨時に咲くことから、天候に恵まれなければ出会えないなど、ハードルの高い植物だ。横岳周辺は鎖場や鉄梯子もあり、何より安全第一である。
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バイケイソウ

バイケイソウが優占する森
 今回は花巡りではなく、森林の様子を記録したものである。写真上は山腹に広がる見事なバイケイソウの群落。バイケイソウの間には、トリカブトも伸びてきている。シカの食害が少ない時は、この場所には多様な植物が生育していた。
 下はバイケイソウの群落から移動して尾根筋で撮影した。乾いた林床なのでササ類が多い。いずれも林床には多様性は見られない。写真中央の幹は、シカによって樹皮を剥がされたナツツバキ。繰り返し樹皮を食べられ、やがては立ち枯れする。
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クサタチバナ

梅雨入り
 「関東地方も7日ごろ梅雨入りしたとみられる」という速報が発表された。湿度は確かに高くなっているが、埼玉県西部は少雨傾向だ。荒川は渇水状態で山野はよく乾いている。
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サルナシ(雄株)

花の目立たない木
 久しぶりに、武甲山表参道の登山口まで出かけた。沢沿いではオオバアサガラの白い花が目立ち、スマホで撮影して行く登山客もいる。しかし、この花に注目する人はほとんどいない。
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サンカクヅル(雄株)

花の目立たない木
 前回のイイギリ以上に花は小さく目立たないが、秋になると甘い実ができる。
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イイギリ(雄株)

花の目立たない木
 花が目立つ樹木、実の目立つ樹木、様々である。本種は二度目の登場(前回は2016.11.29)。種の説明は重複するので前回のものを参照していただきたい。
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センダン

植栽された木?
 ウメガサソウを撮影後、人気の少ない丘陵を歩いていると無数に花をつけた古木を見つけた。葉は奇数羽状複葉、フジキやユクノキと思い込んで撮影した。帰宅して画像を確認するとマメ科の花ではない。よく聞く名前で、万葉の昔から親しまれている木であることが分かった。
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スイカズラ

馴染み深い植物
 昔の子どもたちは、よく野外で遊んでいた。花の咲く頃は、年上の者から何気なく教えられて花の蜜を吸っていた。
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ウメガサソウ [ツツジの仲間]

近くの丘陵で花巡り
 愛用のカメラが手元に戻ってきたので、早速近くの丘陵地に出かけた。春の花が終わり、初夏の花までは今少し待たなければならない。端境期なので花は少ないが、何かは咲いているものだ。ファインダーとライブビューのピントがずれていたが、改善されてより快適な撮影ができるようになった。
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