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ツチアケビ [ランの仲間]

葉緑体を持たない植物
 一般的に植物といえば「光のエネルギーを利用して二酸化炭素と水から有機物を合成する」と学ぶ。不思議なことに、葉緑体を持たない植物も存在している。
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ツチアケビ(ラン科)Cyrtosia septentrionalis 土通草
 北海道~九州に分布、落葉樹林やササの群落中に生える葉緑素を持たない腐生植物。キノコで知られるナラタケとの共生関係があり、根茎は太く、横に長く匍うという。全体に褐色、地上茎は50-100㎝、まばらに分枝して複総状花序となり、多数の花をつける。果実は肉質でバナナ状、秋に赤く熟す。この様子がアケビに似ることが和名の由来といわれている。個人的な感想であるが、アケビというよりウインナーソーセージという感じがする。よく整備されたスギの植林で撮影したが、竹林で自生しているのを見たことがある。
(2017.6.29)













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