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サルナシ(雄株)

花の目立たない木
 久しぶりに、武甲山表参道の登山口まで出かけた。沢沿いではオオバアサガラの白い花が目立ち、スマホで撮影して行く登山客もいる。しかし、この花に注目する人はほとんどいない。
sarunashi.jpgsarunashi2.jpg
サルナシ(マタタビ科)Actinidia arguta 猿梨
 北海道~九州に分布、特に山地の林縁によく生える落葉つる性木本。雌雄異株であるが、雄花、雌花、両性花があるという。高いところに咲いているため、肉眼では雌雄の区別がつかない。撮影後、拡大してはじめて雌雄が分かる状態だ。写真のものは雄花。花の内部で黒っぽく見える部分が葯、両性花にはこの中心に放射状の花柱がつく。秋に熟する果実が梨の形に似て、ニホンザルがよく食べることが和名の由来という。サルに限らずクマや鳥類なども好んで食べる。キウイフルーツ(原産地は中国)とは同じ仲間(マタタビ属Actinidia)で、味や花もよく似ている。花づきが良いことから、今年は当たり年かもしれない。(2017.6.6)

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