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カキラン [ランの仲間]

埼玉県では絶滅種
 一昨年、ある湿原で偶然に出会うことができた植物である。今回は、以前から把握していた貴重な里山を訪れて念入りに探した。
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カキラン(ラン科)Epipactis thunbergii 柿蘭
 北海道~九州、種子島、奄美大島、徳之島に分布、山野の日当たりよい湿地、沢沿いなどの湿り気のある場所に生える多年草。茎(高さ30-70㎝)の先に総状花序をつける。和名の由来は、花が柿の実の色に似ることによる。開発による湿地や湿った草地の減少、栽培目的の採集等で、多くの都道府県で個体数が減少してレッドリストの指定を受けている種である。残念ながら、埼玉県では絶滅(EX)扱いとなっている。古い休耕田の湿地にあると思っていたが、意外にも明るい斜面に生えていた。この斜面は草むらで、水の染み出るような砂岩質の岩盤からなる土壌環境である。(2017.6.18)







 

 

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