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トラノオスズカケ

再び2015年宮崎県の花巡り
 本種を含めて,タニワタリノキツユクサシュスランスジヒトツバホウビシダコンテリクラマゴケ,は全て同じ渓谷で撮影した。森林鉄道跡の遊歩道なのであまり期待していなかった。ところが1日かけても観察しきれないほど,貴重な植物を観察することができた。距離が近ければ季節を替えて何度でも訪れたい渓谷である。
 花の時期としては終盤で,花冠をつけている個体は少なかった。鈴懸とは山伏が着る上下の衣服のことで,花序の様子を虎の尾に見立たと思われる。クロンキストやエングラー分類体系ではゴマノハグサ科として分類されている。

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