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タニワタリノキ

2015年宮崎県の花巡り3
 房総半島以南に分布するカギカズラの花に似ているが,本種は九州南部でなければ見られない。おもしろい形をした花で関東地方北部では類似したものはない。
 アカネ科は約500属約6000種からなる大きな科で,熱帯に種数が多い。特に木本の大半は熱帯~暖帯に分布するという。
 
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タニワタリノキ(アカネ科)Adina pilulifera 谷渡の木
九州南部に分布,谷沿いのやや湿った岩礫地に生える常緑低木または小高木で,大きなものは高さ4ー5mになる。葉は倒披針形または狭長楕円形,長さ5ー11㎝,幅1.5ー3㎝,全縁,先は短く尖り,両面とも無毛。花期は8月,上部の葉の脇に長さ3ー4.5㎝の花序の柄を伸ばし,1個の頭状花序をつける。頭状花序は花時に径約1㎝,萼筒は短い円筒形で角ばり,倒披針形先の円い5片に裂ける。花冠は淡黄色,高杯形で長さ約4㎜,筒は細長く,外面は無毛,先は5裂し,裂片は3角状卵形で先は円いか短くとがり長さ約1㎜。花柱の先はこん棒状にふくらむ。(2015.9.17)

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