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ユキグニカンアオイ

ギフチョウのお導きに従う
 訪れた地方にはコシノカンアオイが分布している。その分布域に接して,東側にはユキグニカンアオイとその変種アラカワカンアオイ(主に下越地方荒川流域)の分布が知られ,その境界は新発田・小出構造線といわれている。(前川由己,1988)
 フォッサマグナの西端を糸魚川・静岡構造線とする説は多くの研究者が支持しているが,東端については確定していない。諸説ある中,新発田・小出構造線を東端とする考えがある。
 この日,3年前に訪れたアワガタケスミレの自生地に立ち寄った。すでに見頃は過ぎていたが,1頭のギフチョウが歩く先を舞っていた。その後を追うとこの株に行き着いた。撮影後まもなく下山したが,妖精か,はたまた妖怪か,このギフチョウは見送りまでしてくれた。
 ある程度の予備知識があったので,くびれのない萼筒が鐘形であること,雌蕊が萼筒から多少突出すること,を確認して撮影した。
yukigunikanaoi.jpgyukigunikanaoi2.jpg

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