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トネハナヤスリ [シダの仲間]

丸形の鑢
 本種も環境省のRDBカテゴリが絶滅危惧ⅠA類(CR)から絶滅危惧Ⅱ類(UV)に格下げとなった。一部の自生地で多くの個体増が確認にされたことに因ると思われる。
 種小名は,本種の発見者であると同時に長年にわたって分類の困難なハナヤスリ属を生態的な面から解明しようとしてきた行方冨太郎氏への献名である(西田誠・栗田子郎,1969)。
 栄養葉と胞子葉のからなる様子は,普通に見かける一般的なシダに比べるとやや異質な感じを受ける。胞子嚢に触れると白っぽい胞子が飛散した。生長したヨシに被われて目立たなくなり,6月になれば地上部は枯れてなくなる。和名は胞子囊をつけた胞子葉穂を鑢(やすり)に例えたと思われる。
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