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シロバナアブラギク [キクの仲間]

初冠雪
 昨日(10月25日)は曇天にも関わらず奥秩父の山並みを見渡せた。山では前日の冷たい雨が雪となり,薄っすら雪化粧した。この時期の奥秩父山系での冠雪は記憶に残るが,標高1500m位の山では記憶にない。10日前は夏日となったが,紅葉を通り越して一挙に冬到来を思わせる。今日の掲載種はあまり見栄えのしない写真であるが,なかなか見られない花なので取り上げた。

 キクタニギク C. seticuspe f. boreale と リュウノウギク C. makinoi の自然交雑種で,花の径は母種に比べてひとまわり小さい。過去にもナカガワノギク × シマカンギク(=ワジキギク),シオギク × ノジギクなどの自然交雑種を取り上げたが,母種の形態が様々な形で見られる。また,花が小形化するなど母種に比べて見劣りする傾向がある。

shirobanaaburagiku.jpgshirobanaaburagiku2.jpg
シロバナアブラギク(キク科)Chrysanthemum × lencanthum 白花油菊
 関東地方・長野県・紀伊半島などに分布,やや乾いた崖や岩場などに生えるアワコガネギクとリュウノギクとの自然交雑種。
 雑種のため葉の形態にはばらつきがあり,花の色も白色~淡黄色と様々である。
 花期は10月。(2022.10.13)

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