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マツムシソウ

東海地方の花巡り5
 東海地方の花巡りの最終の記事となる。例年になく開花が早いことから、最後は木曽川河畔のキイイトラッキョウと期待を抱き、生育に適した環境を探した。予想した二つ目の場所でキイイトラッキョウを見つけたが、開花までには10日ほどかかる状態であった。ほとんどの蕾が緑色で色づいたものはなかった。自然は人間の思い通りにはならない。場所が分かっただけでも幸運で、楽しみが一つ増えたと思えばよい。
matsumushisou.jpg 早々に切り上げ、東濃地方の里山に移動して撮影したのが左の写真である。新城市の蛇紋岩の山で咲き終わりのミカワマツムシソウ(マツムシソウの変種)を見ていたので、もしやと思い確認した。花や葉の特徴から一般的なマツムシソウであった。個人的なイメージとして晩夏から秋にかけて高原を彩る花と思っていたが、貯水池の斜面という思いがけない場所で見られた。周辺には、シラヒゲソウ、シコクママコナなどもあり、十分楽しめる場所である。
                                  (2016.10.13撮影)