ネナシカズラ [寄生植物]
帰化ではなく在来種
日本に分布するネナシカズラ属 Cuscuta は帰化を含めて9種,といわれている。その多くは花柱が2個あるが,本種の花柱は1個(写真B)である。
要注意外来生物指定のアメリカネナシカズラと在来種のマメダオシや本種との違いは見分け難いが,在来種2種は垂直方向に絡まる傾向がある。一方,アメリカネナシカズラは覆いつくすように水平方向に広がる傾向がある,と感じた。
本種が寄生できる植物(宿主)はどんなものがあるのか興味深い。いくつかの研究を見ると,多くの植物に寄生して宿主特殊性は低いようだ。遺伝子解析が進み,宿主への侵入システムが次第に明らかになっている。
※ 写真は上から順にA~D
日本に分布するネナシカズラ属 Cuscuta は帰化を含めて9種,といわれている。その多くは花柱が2個あるが,本種の花柱は1個(写真B)である。
要注意外来生物指定のアメリカネナシカズラと在来種のマメダオシや本種との違いは見分け難いが,在来種2種は垂直方向に絡まる傾向がある。一方,アメリカネナシカズラは覆いつくすように水平方向に広がる傾向がある,と感じた。
本種が寄生できる植物(宿主)はどんなものがあるのか興味深い。いくつかの研究を見ると,多くの植物に寄生して宿主特殊性は低いようだ。遺伝子解析が進み,宿主への侵入システムが次第に明らかになっている。
※ 写真は上から順にA~D