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ママコナ

1年草の半寄生植物
 ミヤマママコナタカネママコナに比べれると普通に見られる植物だった。半日陰の林道脇の刈り込んだ草地などでよく見られたが,近年では樹木が茂り10年前のような群生地(写真CD)はほぼ消えた。埼玉県カテゴリーでは準絶滅危惧(NT)となった。
 ※ 写真は上から順にA~D
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ママコナ(ハマウツボ科)Melampyrum roseum var. japonicum 飯子菜 別名 メママコナ
 北海道西南部・本州・四国・九州に分布,山地の林縁などの乾きやすいところに生える半寄生の1年草。茎は直立し,高さ20-50㎝。
 葉は対生し,卵形または長楕円状披針形で両端が尖り,3-15㎜の柄があり,両面短毛を散生し,長さ2-8㎝,幅1-3㎝。
 花期は7-9月。枝先に長さ3-10㎝の花序をつくり,多くの花を着ける。花軸や萼には白毛がやや密に生える。苞は葉状で小さく,先は鋭く尖り,両縁に刺毛状の長い歯牙がある。萼裂片の先は鋭く尖る。花冠は紅紫色,花喉の両側に白色の斑があり,長さ14-18㎜。
 クロンキスト及びエングラー分類体系ではゴマノハグサ科に分類される。花冠の下唇内面にある白斑が飯粒に見立てたこと,若い種子が米粒に似ること,この二説が和名の由来と考えられている。(AB:2023.8.21 CD:2013.8.15)



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