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タカネママコナ

立秋を迎えて
 暦の上では秋を迎えた。酷暑は相変わらずで,秋の気配など微塵も感じられない。
 東北地方から帰宅後,諸般の事情で花巡りができない日々が続いていた。この日は半日ほどであるが,約1箇月ぶりに山野に出かけられた。赤系の花が多いママコナの仲間で,本種は唯一黄色系の花をつける。図鑑では亜高山帯に生えると解説されているが,秩父山地から群馬県多野山地では標高1500mに達しない山地帯にも分布している。
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タカネママコナ(ハマウツボ科)Melampyrum laxum var. arcuatum 高嶺飯子菜
 秩父山地・八ヶ岳・甲斐駒ヶ岳・鳳凰山などに分布,山地から亜高山に生える半寄生の1年草。尾根や岩場などやや乾いた林縁に生える。茎の高さは10ー15㎝。葉は狭卵形または長楕円状披針形,長さ1.5ー3㎝,幅0.5ー1㎝。花期は7ー9月,枝先に黄白色の花をつける。苞は狭披針形で細く,鋸歯は見られない。クロンキストやエングラー分類体系ではゴマノハグサ科に分類されている。(2019.8.5)

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