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ミヤマママコナ

早くも見頃
 不確かな記憶では花期は立秋過ぎと思っていたが,今年は7月下旬で写真のような状態である。イネ科やカヤツリグサ科に半寄生すると聞いたが,この自生地ではほとんど見られなかった。飯子菜は,下唇の白斑を飯粒とする説と種子を米粒とする説があるようだ。白斑奥の黄色と苞の様子を意識して写したつもりである。
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ミヤマママコナ(ハマウツボ科)Melampyrum laxum var. nikkoense 深山飯子菜
 北海道西南部・本州(中北部,中国地方西部)に分布,深山の林縁や草地に生える半規制の1年草。茎は高さ20-50㎝。葉は狭卵形または長楕円状披針形で,先は尖り,基部は狭まって長さ5-10㎜の柄となり,両面に毛を散生し,長さ2.5-6㎝,幅0.6-2㎝。花期は8-9月。上部の葉腋ごとに1花を着けるか,または先端に長さ4-5㎝の花序の花序を作って疎らに花を着ける。苞は卵形から狭披針形,先端は鋭く,縁に鋸歯がない。萼裂片は3角状卵形から線状披針形まで変化が多く,先は鋭いかやや尖る。花冠は紅紫色,花喉の両側に黄色の班があり,長さ13-18㎜。
 クロンキスト及びエングラー分類体系ではゴマノハグサ科として分類されている。(2021.7.30)

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