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クサレダマ

黄色の群落
 地下茎を這わせて生長する植物は群落を形成することが多い。小さな湿地に今年は爽やかな黄色の絨毯が広がっていた。花期はもっと遅いと思っていたが,花の見頃は地域によって差があるが,梅雨明け前後がベストと思われる。
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クサレダマ(サクラソウ科)Lysimachia vulgaris subsp. davurica 草連玉
 北海道・本州・九州に分布,山中の湿地に生える多年草。横に這う地下茎から直立する地上茎を出し,高さ40-80㎝,やや密に短い腺毛と軟毛が生える。葉は2-4枚が輪生または対生し,柄がなく,披針形または狭楕円形で,長さ4-12㎝,幅1-4㎝,先は鋭く尖り,裏面の葉肉内に黒色の腺点がある。花期は7-8月。茎の上部に円錐花序を着け,多数の花を開く。小花柄は長さ7-12㎜,線状の小さな苞がある。萼片は3角状卵形で,先は鋭く尖り,縁に黒色の腺条がある。花冠は5裂し,裂片は3角状卵形,径12-15㎜。花糸は基部が広がり,互いに合着して短い筒をつくり,花冠内面とともに淡黄色の突起状の毛が生える。基本種はヨーロッパに広く分布する。(2021.7.30)

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