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ミョウギシダ [シダの仲間]

立秋
 ウラボシ科(ミツデウラボシミヤマウラボシヤクシマウラボシホコザキウラボシ)には魅かれる種が多い。絶滅危惧ⅠB類(EN)に指定されている本種は,樹冠に覆われたチャートの岩壁に着生していた。周辺の石灰岩質の岩上にも生育していた。
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ミョウギシダ(ウラボシ科)Goniophlebium someyae 妙義羊歯 
 本州(関東地方西部,静岡県西部)・四国(徳島県,高知県)に分布,まれに山地林下の石灰岩質の岩上に着生する夏緑性のシダ。
 根茎は長く匍匐し,葉を疎らに着ける。葉柄は淡緑色~藁色で,裏面には淡褐色を帯びてわずかに光沢があり,基部には褐色~黒色の鱗片を密生する。
 葉身は単羽状深裂の狭卵形~卵形で,頂羽片と7-15対の側羽片からなり,多少鎌形に曲がる。裂片の辺縁には不規則な鈍鋸歯があり,基部は中軸に流れる。中軸や中肋の上面には短毛があるが,葉面は無毛。葉質は淡い緑色の薄い草質,胞子嚢群は円形で裂片の中肋と辺縁との中間に着き,包膜を欠く。
 和名は最初の発見地の妙義山(群馬県)に因む。 (2022.8.3)

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