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ヤクシマウラボシ [デジタル化]

過去の屋久島10
 同属のミヤマウラボシによく似ているが,葉はより大型で,胞子嚢群はより辺縁に近いように感じた。記憶は薄れたが,有名な「屋久杉」周辺で撮影したような気がする。
yakushimauraboshi.jpg
ヤクシマウラボシ(ウラボシ科)Selliguea yakuinsularis
 日本固有の夏緑性のシダで,本州(三重県,和歌山県)・四国(徳島県と高知県にまれ)・九州(屋久島)にまれに見られ,山地のコケに被われた樹幹や岩上に着生する。根茎はやや太くて匍匐し,径約3㎜,帯白色で狭披針形の鱗片を密生し,葉を疎らにつける。葉身は単羽状深裂の三角状広卵形で,線状披針形の側羽片が3-5対ある。側羽片は鈍頭,無毛で,葉縁はわずかに肥厚する。葉質はやや薄い紙質。葉脈は明瞭である。胞子嚢群は円形で,裂片の辺縁近くにつく。種小名にも示されているように,和名は屋久島ではじめて発見されてことに因る。 (1984.8.12)
【参考文献等】
安田啓祐 著,生活環から観た日本のシダ 2018.12.25 学校図書株式会社
岩槻邦男 編,日本の野生植物 シダ 1992 株式会社 平凡社
米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList),http://ylist.info

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