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キバナノショウキラン [ランの仲間]

一年を振り返って② 菌従属栄養植物その2
 本題に入る前に洪水被害の多かった今年の降水量を調べてみた。
 気象庁データでは,秩父地方の年平均降水量は1333.1㎜と示されている。今年の降水量はこれまでに(12月20日現在)1843.0㎜,10月には818.5㎜も降った。年平均を大幅に上回っているが,過去の記録を見て驚いた。戦後間もない1948年は1868.1㎜,1949年は1840.5㎜,1950年は1887.2㎜。戦後最大の年降水量は1991年の1966.0㎜。観測の方法や精度,雨の降り方などは異なるので単純な比較は拙速であるが,1928年2444.2㎜,1938年2070.6㎜という記録も残っている。一方,観測開始から94年間で年降水量が1000㎜に満たない年が9回もあった。改めて自然の驚異を痛感せざるを得ない。

 キバナノショウキラン2度目の掲載であるが,前回の2019-07-02はおびただしい個体数のため,一つ一つの様子がわかり難かった。1週間後に訪れると少し離れた場所ですっきりとした個体を見つけた。本種がラン科の植物では珍しく液果となることから再び訪れたが,大雨ですっかり流されていた。
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キバナノショウキラン(ラン科)Yoania amagiensis 黄花の鍾馗蘭
 種の詳細については2019-07-02を参照していただきたい。(2019.7.5)

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