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オオビランジ

タカネビランジの基変種
 大小の滝が登山道から見られるようになると、岩場にピンクの花を目にするようになった。最初は標高1400mあたりで気づき、萼や茎に毛のないことを確認した。すでに花は終盤をむかえ、とても被写体になるような状態でなかった。この写真は最も標高の高い所(約2000m)で撮影した。そそり立った岩壁(写真下)で日照が限られるような別世界だ。そうした環境が花期を遅らせたのだろう。この岩壁にはイワシャジンミヤマウラボシも着生している。
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オオビランジ(ナデシコ科)Silene keiskei var. keiskei
 本州中部(群馬県、埼玉県、神奈川県、山梨県、長野県、静岡県)に分布、山地の崖にはえ、直立するか、しばしば垂れ下がる多年草。茎は細く、長さ20-60㎝になり、毛はないかまたは短毛がある。葉はほぼ無柄で、披心形~広披針形、長さ1.5-6㎝、幅3-10㎜、基部は細まり、縁に毛がある。花期は7-9月、花は2出集散花序状にまばらにつく。萼はほぼ無毛でビランジやタカネビランジとの相違点となる。 (2018.8.19)

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