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センブリ [リンドウの仲間]

 最低気温が10℃を下回ることが多くなってきた。今朝の最低気温は4.1℃、今季の最低気温を記録した。咲いている花の種類が少なくなり、少し物足りない。ツメレンゲを撮影した後、「関東の吉野山」を目指している桜の名所に立ち寄った。予感は的中、晩秋の花が咲きはじめていた。
senburi1.jpgsenburi2.jpg

センブリ(リンドウ科)Swertia japonica 千振
 全草に強い苦味があり、昔から健胃薬としてよく知られている。千度振り出しても苦味がなくならないことから千振といい、当薬ともいう。(「日本の野生植物」平凡社より一部抜粋)
 日当たりの良い山野に生える1年草、越年草。高さ5-20㎝、花冠は5深裂(写真には4深裂のものもある)、裂片には紫色の条があり、基部には緑色の蜜腺溝が2個ある。蜜腺溝周辺には長い毛があるがイヌセンブリのような縮れた毛ではない。撮影中でも、アリが蜜を盛んに吸っていた。この花が見頃になると、秋の深まりを感じる。現在では医薬品としての利用のため農家で栽培されているという。北海道西南部から九州まで広く分布するが、生育に適した草地などの減少、薬草や園芸としての採集によりレッドリストとして指定している地域がある(2016.10.24撮影)


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