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ツメレンゲ

 撮影地は小高い岩山にあり,春にはミツバツツジが美しい。本種は岩肌が剥き出した南西向き急斜面に生育する。以前は群生していたが,数年前から激減している。低木やススキなどの侵入が主な原因と思われる。写真の個体は約2週間で花茎を倍以上に伸長していた。クロツバメシジミ(蝶)の食草として知られているが,撮影中にも周辺を飛翔しているのを確認した。ピンクの花をつけたコシオガマが背景に生えている。
tumerenge.jpgツメレンゲ(ベンケイソウ科)Orostachys japonica 爪蓮華
 本州(関東以西),四国,九州に分布,日当たりの良い岩上や屋根上に生える多年草。開花後は枯死する一稔性植物といわれている。夏のロゼットは径12㎝にもなる。ロゼットの葉は多肉で披針形,長さ2.5-6㎝,幅5-15㎜,鋭頭で短針があり,緑色または帯白色,しばしば紅色を帯びる。冬のロゼットの葉は夏のものより小さく,情報は硬くなり,ふつうガラス質状の細歯牙をわずかに生じ,先端は短針状。披針形の葉はいちじるしく多肉で断面は楕円形。花茎の高さは8-30㎝の塔状。茎葉や苞は披針形,上部のものほど小さい。花期は10-11月。花弁は披針形。
(2016.10.24)
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